正しい姿勢で快適なデスクワークを

デスクワークでパソコンを使うとき、パソコンのディスプレイから顔までは、40センチ以上離すのが理想的だ。ディスプレイと顔の距離が近すぎると首のみが極端に前に出る「首猫背」という姿勢になる。この姿勢を長時間続けると、首の筋を痛めるだけでなく、肩凝りや肩凝りの悪化によって起きる頭痛に悩まされることになる。これを治すには、以下のような方法が効果的だ。
まず、腕を身体の後ろに持っていき、両手を恋人繋ぎにする。そのまま斜め後ろに引っ張る。限界まで腕を引いたらゆっくり息を吐く。このとき、肋骨を意識して呼吸するように意識する。深呼吸が終わったら、その姿勢のまま首を右に傾ける。そしてまた深呼吸をする。左も同じようにする。これを3回繰り返す。

このストレッチの1番のポイントは、後ろで組んだ腕の力を緩めないことではなく、きちんと腕を上に上げることだ。これをしっかりすることによって、肩甲骨が寄り、肩凝り解消にも繋がる。これをすることによって、首を正しい位置に置くことができるようになる。
実は首の位置を戻すとき、1番意識を向けて欲しいのは、首ではなく背中上部(肩甲骨あたり)である。この部分を押し上げれば首は元の位置に戻る。
しかし、背中上部を意識しろと言ってもなかなか難しいため、上記のような方法を使って矯正するのが、首猫背を治す近道である。首猫背は意識しないと治らないもの。オフィスでも簡単にできるストレッチだから、ぜひ試してほしい。