デスクワークをする際、下を向く時間が長くなるとどうしても猫背気味になってしまう。座ったままの姿勢が続くと、運動不足になり血流も悪くなるだろう。猫背の姿勢は肩こりや眼精疲労、体の歪みの原因となる。ひどくなると頭痛や腰痛が生じることもあるので注意が必要だ。座ったままで血流が悪くなると、体が冷えて免疫力も低下してしまう。免疫が落ちると風邪のウイルスなどに対する抵抗力がなくなり、感染症にかかりやすくなる。
そのほか、むくみや腰痛、自律神経の乱れによるイライラや不眠といった症状が起きるケースもある。体を動かさないために腸が働きにくくなり、便秘症になる人もいるだろう。代謝が悪くなり、太りやすくなるというデメリットもある。メタボ体型にも気を付けたいものである。
デスクワークでの健康障害を解消するためには、まずは猫背にならない姿勢作りから行うべきである。デスクや椅子の高さを調節して、できるだけ猫背にならなくて済むように工夫しよう。
パソコン作業をする場合は、部屋の明るさや画面の角度などを考慮して見えやすくすることも必要だ。仕事中は、適度に休憩時間を入れて、その間にストレッチや軽い運動をするよう心がけたい。肩を回したり屈伸運動をしたりすると、滞っていた血の巡りが良くなるだろう。
目の疲れの予防としては、休憩時間にぼんやりと遠くの景色を眺めるのもひとつの方法である。
どうしてもデスクワークは座ったままの姿勢が多くなるので、アフターファイブや休日には何かスポーツをすることも健康のためには大切だ。
※姿勢や食生活の改善など、不健康な状態から脱するための策がこちらのサイトで提案されていたので紹介しておこう